世界大会直前に風呂からRAGEに出て負けた話
※風呂というのは「安息の絶傑・マーウィン」のボイスが全て謎のエコーに包まれている事の総称。聞くと分かる。
勝ってないのですが負け組の教訓がいっぱいあるので負けた方が読むと趣があるかもしれない。
【前提】
落選 vol.3(DRK)
Day2ファミ通 Cup(ROB)
金終 vol.4(TOG)
Day1 vol.5(WLD)
金終 winter(SFL)
上8 Premier Cup(CGS Unlimited)
Day1 spring(CGS)
金終 summer(DBN)
Day2 autumn(BOS)
Day1 winter(OOT)
法則性を感じる。
結局9-6-3とかで平凡な成績になってしまった。
という事で特に大型大会に強い訳でも無い一般人的な観点から
負けたら凄い剣幕で身内組も何もすっぽかして会場から一瞬で立ち去りその期間中ずっと戦わなければならない使命感に襲われる病気持ち
の私が
負けた割に珍しく明るい気分だった今回の通称10日RAGE
についてだけ書いておきます。
【10日間】
・9月27日(木)
新弾スタート。
原初D(ガルミーユ抜き)から触り、まぁまぁ先攻の前寄りVに負けるので試しにVを触ってみる。
早期に血に飢えたハムスターが弱い事に気付く。
という事でランクマッチ中に考案されたのがこんな感じ。
スコルピオに入れ替えてからは開幕という事もありそれなりの速度でMPを増やした。
・9月28日(金)
Grand Master到達。BOSと同じく4番目。
BOSに続いて今回も第5回Ratings杯出場のVoF|もぐりゅー氏が最速グラマス。
OOT環境ローテ最速グラマス達成しました!!!
— VoF |もぐりゅー (@moguryu_sv) 2018年9月27日
デッキは画像の蝙蝠ヴァンプ
2期連続最速グラマスうれし~~ pic.twitter.com/9RwAoGP9Zw
そしてこれが恐らくRAGEまでの雛形になる「最速グラマス」の箔が付いた3×12+2×2の闇喰らいの蝙蝠Vのデッキリスト。
実は9月27日の時点でチラッと見掛けていたのは内緒。
第4回Ratings杯出場のドロシー・ウェスト(さん)。
九州窓とかでもマウンティング・ニモしまくる怪物である。
昨日あげたやつと同じだけど強かった
— ドロシー・ウェスト (@Dorothy_rate) 2018年9月27日
配信でプレイやマリガンも説明してるので闇喰らいヴァンプで勝ちたい人は見得だと思う pic.twitter.com/Y5CtizJAuH
発言が(昔の私に似て)有り得ん気持ち悪いものの
ネクロマンサーとヴァンパイアは頼りになる(生理的にしたくないが)為見に行ってみたら見つけた。
当人的には実装前から1枚も変わらずピタリ当てたらしい。
クラスをやり込むとこういう利点があるのはDBN開幕のGCWの時に自身も実感しているのでクラス専の方は適度に頑張って欲しい。
Grand Masterへの昇格戦で、幸運にも第4回Ratings杯 優勝のかわいさんを踏む事が出来た。
一瞬で粉砕されたものの、彼が使っていたのは侮蔑疾走Dだった。
そういえばTwitterで第6回Ratings杯で見掛けたganoさんがあげていたなと確認。
10連勝2回して瞬間1位までいった侮蔑疾走ランプドラゴン置いときます。
— gano (@Ll315Gano) 2018年9月27日
10点疾走いっぱい投げれて楽しいよ pic.twitter.com/gbdFrqFwlq
この日は早くも新弾最初のJCGが行われるので
ラッキーなタイミングで相方候補を手に入れた。
時間も無いので最初のJCGはランクマッチでかわいさんがプレイしてきたカードを目コピーした侮蔑疾走D
と、
自身がランクマッチで使用していた闇喰らいVで参加。
結果は予選T優勝、決勝Tベスト8。
そこまでの過程で、
Ratings最強プレイヤーのキリギリス・達人キョンシー・霧子・crimsonさん、
BOS RAGE4位のRTE|Ponさんを踏む事が出来た。
使っていたのは侮蔑疾走DとミッドR。
2キープから先2でVに対してフィルレインが出て来てさてはキープしたな貴様とか言ってたら一瞬で轢かれて負けた。
仕方が無いのでRと戦うと今度は底15まで見ても1枚も闇喰らいが見えず限界を迎え終了。
頭に来た時は次に勝てば良いのだ。簡単である。
なんだか強そうだったのでミッドRの出元を確認すると、
Youtuberのもろりんさんがやたら勝っている話を聞きつけ見に行った。
先程30連勝したロイヤルです
— もろりん (@mororin1) 2018年9月27日
昨日から 12連,10連、30連勝続いています
楽しいデッキなので良かったら参考にしてみてください pic.twitter.com/GpctjqXr8R
という事で次にロイヤルに目を付けてその日の収穫終了。
・9月29日(土)
Grand Masterの赤い宝石でめっちゃドヤ顔出来た。
では無く一巡目のメタゲームを左右するJCG Finalの連続ローテーション大会。
Vは皆がやんややんや騒いでいるので放置。
昨日の経験からロイヤルを使おうと考えた。
最高32連勝 ロイヤルでグランド・マスター達成しました
— もろりん (@mororin1) 2018年9月28日
一番最後勝率の良かったデッキですのでよければ参考にしてみてください!! pic.twitter.com/nL7Ivrx0Oc
JCGに持っていったのはこれ。
マーズが嫌いなので嵐の槍使いが入っているこちらを見つけて全部そのまま持っていった。
このミッドRと昨日と同じ侮蔑疾走Dで参加。
結果は予選T優勝からまたも決勝Tベスト8。
Finalは参加者が多いので数値に関しての価値は昨日より高いが対して関係無いし知った事では無い。
ミッドRの感触がかなり良い気がしたので、錯覚か判断する為ランクマッチで勝率を見ようと思う所でこの日は終了。
・9月30日(日)
ここら辺で大体のアーキタイプを知る事が出来た。
エルフがVにだけやたら強かったり、
マナリアがVに悲しい程弱かったりするのも何となく心得た。
RAGEへの候補として、
・ミッドE(Vにしか勝てない)
・ミッドR(決定力不足過ぎてコントロールマッチ全て落とす)
・GCW(偏差デッキ感は変わらず)
・マナリアW(Vに目無し)
・侮蔑疾走D(枠的にRとVを同時に倒せない)
・原初D(枠不足)
・アーカスミッドN(この時点では不透明)
・闇喰らいV(メタカードを踏みやすく偏差も大きい)
・天狐B(テックされるであろう熾天使の剣に泣かされる)
・リーシェナ人形Nm(EPをリーシェナに切らねば勝ち筋が無く、かなり存在するRにはもれなく消される)
・AFNm(マキナ引かないと勝てない試合が変わってない)
とこんな感じ。
また、
環境のメタ思考から、
・悪魔伯爵・ダリオ(アーサーから必ず出る)
・神の盾・ブローディア(蝙蝠止めながら疾走も止める)
・虚数物体(丁度黒AF分の2ターンだけ止めてくれる)
等の今見て文字に起こすとやたら強そうなメタカードが数クラスに存在する。
この日は配信で侮蔑疾走Dでランクマッチを1時間程だけしたが、
この時、DはRとVを同時に倒す事が出来ないという問題に気が付く。
既存の40枚で、
ブレイジングブレスと嵐の翼とポセイドンと狂えるドレイクを同時に組み込むのは非常に難しい
という話。
前期BOSの後期GCWが
Eを射程圏内に入れながら且つBにガン有利を付けるのは構築作成上絶対に不可能だった
というお話と似ている。
10月1日(月)
世界を破壊しかけた。
10月2日(火)
土曜日終日辺りからの思想であったミッドRだったが、
ゆったりランクマッチを進めていて飽きてきたので確認した。
oh...
悲しくなった。
(因みにこれよく見ると勘違いに気付くのだが目の前の60%という絶望的な数値に悲観していた当時の自身はこれでロイヤルを諦めてしまった。)
そしてこの頃からぱんださんとマトモさんの配信を覗きに行く事にした。
特にぱんださんの配信はかなり久しぶりにアーカイブを探して見るレベルだった。ラジオにもした。
デッキビルドセンスに定評のあるぱんださんは
遂にヴァーナレクを限界まで削り、双石の悪魔を3枚投入。
こっそりお蔵入りしていた私の第1号Vの双石の悪魔も喜んでいるかもしれない。
探していた感覚に近しい物だった為、パワーカードであるヴァーナレクの減少の使用感だけ確認して問題無かったので
こちらのタイプをメインに切りかえた。
10月3日(水)
新弾から3回目、RAGE前最後のJCG。
侮蔑疾走Dは中盤の攻め手を枯らさないというコンセプトを聞き嵐の翼を3投したマトモさんの40枚
と、
ぱんださんの構築を基盤に、
第6回Ratings杯にも出てやる気up中のゆあさんに
姦淫の翼をオススメされ投入。
先攻カードであるスコルピオと1枚差し替え。
結果は予選T優勝決勝Tベスト16。
結局RAGE前のJCGローテ3大会全てで予選抜け。
数字に起こすと
5-1
6-1(不戦勝足すと7-1)
4-1
で
RAGE前に少しは自信の付く結果となった。
が、
Ratingsではそうも行かず。
予想以上に侮蔑疾走Dが弱い。
JCGで勝っているのが上振れだと気が付けたのはとても大きかった。
そもそも侮蔑の絶傑・ガルミーユが
・ボードアドバンテージ
・ライフアドバンテージ
・EP(シャドウバース的な意味で)
と欲しい事を全てやってくれる為に、
逆に言えば既存の構築はガルミーユが引けない時点で欠陥構築だと言わざるを得ない。
結局ドラゴンに対しての自身の考えは、
・現行では先攻だけ、後攻だとマウントを取り返せず守護だけで負ける欠陥デッキ
・Vを見るなら1c必須、ポセイドン、ゾーイも有効牌
・ミッドレンジ環境なら原初Dも考えたがVを避けるマッチ運が必要
という感じで、
勝つなら侮蔑だが構築は1cとポセイドンを採用しながら疾走要素を落とさず除去も考慮する
とかいう無理難題があまりにも厳しく調整は難航した。
10月4日(木)
台風を破壊しかけた。
10月5日(金)
使う予定だったドラゴンが弱いと知ってから時間も無い上に結局結論も出ず、
仕方無くヴァンパイアを確定として新規を模索して当てるしか無い状況で、
天狐Bの可能性を考え始めた。
正直自身が昔からビショップが苦手(嫌い)(1tに願いを置くな)(イージスナーフ)(超越はセラフに不利)
なので触る事は無いと思っていたものの、
明らかに増えるであろうミッドR、原初D、ミッドN(アーカスは無理)
の全てに元から根幹が有利で、
且つ特殊勝利系統がスーパーバーンに傾倒しており全てブローディアで受け止められる事から、
GCW、マナリアW、闇喰らいの蝙蝠(にだけ強くてフラウロスとVの根本に弱い、後述)、リーシェナNm
までを対象範囲に出来る。
壺売り職人と話して残り数時間で持ち込みに踏み込んだのがコチラ。
👈👀☝️
マーウィン採用型の天狐B。
安息の絶傑・マーウィンは、お互いにある程度の恩恵を受けるというよくあるカードゲームでは弱いタイプのカードだが、
マナ推移固定のこのゲームでは明確に強い相手が存在する。
先4に出すと後攻は5PP、後4に出すと先は6PPになります。
これに各リーダーのコスト別のゲームメイクカードを当てはめていくと、強かったり弱かったりが徐々に分かっていきます。
まずマーウィンが強い対面は、
・対R後4
進化後のAスタッツと進化後効果をかなり嫌がり、6では無く5のカードが多いため。
・対W6まで
GCW想定。
1ターンに使えるPP総量でスペルブーストを溜めるため飛ばされると単純にその分を消している事になりマーウィンの恩恵を受けにくく、ハンドも溢れやすくそこに合わせやすい。
スペルマナリア相手なら7まで使える。
・対N後4
5並べ6グレモリー7ギルネリーゼが主眼で、一番大事な5を飛ばせるのでプランを狂わせやすく、
フェリとギルネリーゼの効果は勘違いされがちな事からハイパープレイミスを誘発しやすい。
そもそもフェリとギルネリーゼ以外は横並べからバフのデッキなのでとにかく事前準備で一番大事な5tを飛ばせるのは大きく、それ以降はこちら側に優秀なAoEが存在する。
・対Nm先後4
リーシェナ人形Nm想定。
リーシェナを出す以外に能が無いのでこちら側がほぼ一方的なアドバンテージになりやすい。
またドローもパーツ集めに重要になるので何なら数枚引きたい。
この流れで分かると思うが弱いタイミングは
先攻4なら5が強い相手、
後攻4なら6が強い相手には弱くなる。
そして残り3種類のアドバンテージ効果からどれだけ恩恵を受けられるかだが、
闇喰らいの蝙蝠Vはほぼ全要素が嬉しいアドバンテージになりがちで、6に飛ばしてしまうと後4の次に先6に回してしまい2×3と残り1枚待機や先4蒼炎を進めてしまい友情コンボになってしまう時まである。
4点以上はカットするもののどう足掻いても3点2回で落ちるため天狐Bのフォロワーとして的にされやすく絶対にフラウロスを投げられると思って差し支えない。
こうなるとブローディアどころの話ではなくなり、
AoEや除去連打にも限界がある事からなんと闇喰らいの蝙蝠Vに不利。これは良くない。
・結論
→闇喰らいの蝙蝠Vがナーフされてからが本番
ロイヤルにはそもそも強くてGCW等面倒なセカンドデッキにも強いのに肝心の闇喰らいの蝙蝠Vに有り得ん目無し。
ミッドRやミッドNcだけ踏めれば沢山勝てているはずの職だが当たり前のようにVの母数が飛び抜けて一番だろうし仕方無し。
因みに1回Vが上二連で2タテとアーカスN×蝙蝠Vの構成を踏んで1-2で終了。
一応ミッドNにアーカスが1〜2入っている形が多いのでソウルコンバージョン辺りとの兼ね合いで勝率が変動したりはするかもしれない。
選択理由としては
Tier1と信じていたはずの侮蔑疾走Dが弱い事に気付いてから上記の条件を満たせる構築が生み出せなかった事と、ミッドRの評価が個人的に低かった(勘違い)
という感じ。
【終わりに】
情報は得るものの大体1人で調整する性分なのですが、開幕だけ頑張ったものの10月1日以降、特に水曜日からは極端に時間が取れずろくに調整とも言えない時間が続き、流石に今回はどこかに手を伸ばすべきだったと深く反省しました。
今回特に嘆く事が無かったのはそもそもスタートラインにすら立ってなかったからで、気付いた金曜日にはもう遅かったので珍しくエンジョイ勢並感で参加しました。
調整グループやチームの影響を大きく受けやすい短期間決戦で、
そういった意味では集団の総合力が求められた総合力ゲームだったかなぁと結果を見て感じました。
ただ、久しぶりにこういう境遇になったので、短期間の情報戦環境では
ラジオ(やたら語る奴🐼)や
流し見にも十分な価値がある、
またそれを行えている集団(協議や観戦通話等多人数が意を交える場)にはより良い結果が付いてくると感じました。
なにせ10日ですから。何が正解誰が正解なんて分かったものじゃないですし。
上位層だの配信者だのに裁量を頼っていざ自身が間違えたら情報操作だの何だのって言い始めてたら一生勝てないから少しは自身の頭で考える事も大事って話。
まぁ言うだけなら自由なので自身の判断で。
そういえば直後にJCG世界予選があります。
今度はかなり情報が解放され、メタゲームの進んだ大会になると予想される訳ですが、
ルーリングを確認しましたがほぼRAGEですね。
1.トーナメント3回戦
2.ダブルエリミネーション8回戦(7-1up)
3.プレーオフトーナメント3回戦
4.グランドファイナル(オフライン戦)
TOG東の伝説の直帰RAGE(Day1敗北不可)
SFLレベルのDay2比重、
そしてプレーオフとグランドファイナルにあたるオフライン戦で上2が世界大会。
まぁ1人で狙うのはいつも通り不可能な話なのですが、
レート窓がQ&B理論(大型大会勝率70%の人間が10人集まれば2大会に一度ファイナリストが排出出来る計算になる)
を達成してしまっているので、
今後はこれらの大会への集団単位での考え方が変わってくるかもしれませんね。
私もそろそろ動こうかなぁ
おわり